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死刑

我国で刑法犯に死刑が執行されたかと思えば、海を越えた隣国では
権力の中枢、次席の地位にあった人物が即決裁判で処刑された。

歴史に及ぼす影響は両者で遥かに差があるが、
「自業自得」「因果応報」「自らまいた物を刈り取っただけ」という見方もあるだろう。
とりわけ、独裁国家北朝鮮の権力中枢に40年もあり続け、数多の他者を
死に追い遣り、数多の他者の人生を滅茶苦茶にしてきたはずの張成沢氏については
苛酷な見方もできるだろう。その罪責は深刻そのもののはずだ。

それでも、人の命の重みを思う時、どれほどの権威、或いは権力を持つ者であろうと
あるいは市井の一般人であろうと、誰かが誰かを死に追い遣る権利などないと
わたしは強く思う。罪人たちに「あなたはそれほどまでに重い他者の生命を
意図的に奪ったのです」と知らしめるためにも、わたしは死刑制度に反対する。

我国の死刑囚にも、北朝鮮の「№2」にも同情する者はそう多くないだろう。
わたしが双方どちらかの被害者であれば心から快哉を叫ぶかもしれない。

旧約聖書には、滅亡したバビロニアの王が陰府へ下り、
そこでかつて自らが滅ぼした他国の王たちから
あらん限りの嘲笑を浴びせられたとの記述がある。

ここ数日の死者たちにも同じことがあるかもしれない。
既に亡き人々は新たな死者たちにこう叫ぶかもしれない。
「わたしたちの苦しみが少しは分かったか」と。
それ程までに人命を奪う罪は重い。

既に亡き被害者にも、今回死に就いた人々にも
わが神が憐れみと救いを賜ることを祈る。

基督者のはしくれに連なる者として祈らざるを得ない。
「御国を来たらせ給へ。御心の天に成る如く地にも為させ給へ。」と。

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