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感謝と確信 造化の美に接した今日

今日、実に長かった一週間の仕事を終えることができました。

吾が神なる主に感謝であります。

お客の方々に感謝です。
私と一緒に汗を流してくれた方々に感謝です。
私の生活を支えてくれた肉親に感謝です。
職場の周囲にあって私のことを案じてくれた福祉施設の方々に感謝です。

蒸し暑さがいよいよ厳しくなっていく中での仕事は
人間関係の難しさもあって本当に疲れますが、
「十を聞いて一をようやく理解する」の享安山人としては
毎日右往左往しながら必死で日々生きていくだけです。

今日、久しく行けていなかった土曜日午後限定開店(普段はネット販売のみ)という
高槻市の古書店に行くことができ、岩波文庫版の『ローマ帝国衰亡史』
(本文の3分の1になるともいう注釈を全省略という大難点があるのですが )
全10巻をなんと1,000円で買いました。
ほかにも吾が尊敬する内村鑑三の弟子、それも極めて身近に接していた弟子の
石原兵永著『マルコ福音書註解』などを買うことができました。
石原は『身近に見た内村鑑三』という全3巻の大著を著してもいます。
以前大阪梅田の古書店街で発見したのですが、5,000円という価格に諦めました。

さて「造化の美」とは何かと言いますと、仕事を終えてバスで京阪枚方市駅から
阪急高槻駅へ向かう途中、大阪一の川、淀川を渡ったのですよね。
その際、曇天の中太陽の淡い光を受けてほのかに輝く雲や
滔々たる淀川の流れ、河川敷の緑に造化の美を感じたのです。

大阪府民なら「淀川に造化の美を感じるなんて変な人だなあ。巨大などぶ川じゃないか。」
と思われる方もいるかもしれません。しかし、今日の私にとっては紛れもない美でした。
枚方大橋を渡る前にバスの車窓から見た淡い輝きを見せる雲、
窓いっぱいに望めるはてしない空、水を限りなくたたえる淀川、大きく流れる川のほとりを彩る緑の木々。

はるか遠く、滋賀県琵琶湖の湖岸の山々から流れ込んだ水は、
かつては「まずい」と悪名高かった大阪の水として
麦茶になって私の咽を潤してくれました。
今は河川環境の改善、上下水道技術の向上もあり、おいしくなったという大阪の水です。

昨夜、先日紹介した『アウシュビッツの聖者コルベ神父』を一挙に読み終えました。
頁を繰りつつ幾度も幾度も涙にむせびました。本当に泣きました。
信仰に生きる、十字架を負うとはかくまでに厳しいことなのかと。
ナチスの獄吏を憎悪して当然も当然の中、その獄吏をも含めての
隣り人への愛を実行しきったコルベ神父。
日々飢餓にさいなまれる中、自分の食事を同室の囚人に与えるということが
人間にとってどれだけ重いことなのか!
殴られ、馬鹿にされ尽くし、自分が一番大切にしている主を
「こんなものを信じているのか!」と罵倒され、
殴られつばをはきかけられ昏倒した所を蹴りを入れられ、
駆け足で重い重い丸太を肩に担がされ・・・・。それが毎日いつ果てるとも知れず続くのです。
それらすべてをコルベ神父は耐え忍びました。

そして、囚われの身であったポーランド軍軍曹が囚人に恐怖を与えるためだけに
仲間たちと死刑に、それも軍人としての銃殺刑ではなく、食事も水すらも与えられない飢餓による死刑に
処せられようとした時、「妻が、子どもが・・・!」とうめいた時に
コルベ神父は「私がその人の身代わりになって死にます。」と申し出ます。
銃殺刑のように一息で死ぬ、「楽になれる」のではありません。
飢餓、人間にとって何より大切な水をも与えられないことによる死刑。

神の愛に生ききったコルベ神父でした。
神はコルベ神父を愛し給い、そして神父を通じて数多の人々を、アウシュビッツの獄吏までをも
愛し給いました。そして神父自身がその人々を愛しました。
悲惨と残忍の極みにあって、最期の最期まで神、聖母、隣り人への愛に生ききって
殉教の死を遂げた神父が、今は主の御許にあって大いなる安らぎを得ていると
カトリック信徒ではないプロテスタント信徒の私は固く信じるものです。

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