最近のトラックバック

« 感謝と確信 造化の美に接した今日 | トップページ | 宮崎駿監督インタビューに感じた激しい違和感 関東大震災で朝鮮人虐殺を描いたら「歴史認識のアリバイ作り」になる? »

マルクス『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』を買う

土曜日の今日また、長かった一週間の仕事を終えることができました。

吾が神なる主に感謝です

ともに汗を流してくれた職場の人たちに感謝です。
労わりの言葉をかけてくれたお客の方々に感謝です。
私を支えてくれた肉親に感謝です。

炎天下の中働くことは本当にきついことですが、それでも
その日の仕事を終えることのできた充足感はあります。

日々の糧を得られていることはありがたいことです。

今日仕事帰りに、古書店で思う所あって
マルクス『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』(岩波文庫)を買いました。
以前にも少し読んで挫折したこの書ですが、
フランス二月革命の結果得られたはずの民主主義がいつのまにか
第二帝政へと至る道筋を学ぶことが、今の日本社会の分析に
少しは役立つのではないかとの連想からです。
私は期日前投票を済ませましたが
参院選を控えて少しでも考える材料が欲しかったというのもあります。


同じく貧しいはずの農民と都市労働者が反目しあうさまなど
今の日本で労働者たちが正規と非正規、あるいは所属する企業で、
あるいは相手が「既得権益層」だ、優遇されている、と反目しあう、
或いは「勝ち組」が「負け組」を見下すさまとよく似ているなと感じています。

私は「ルンペン・プロレタリアート」なのかな、とも考えました。
収入で言えば最低賃金の非正規労働者なのですから
社会の下層に位置することは確かです。

ただ、「ルンペン・プロレタリアート」の条件として
「買収に応じる」というのがあるらしいですから
自分は一応はそれには該当しないな、とも思います。

「待遇を良くしてやるから、10万円やるから○○党に、××候補に投票してくれ」と言われても
あくまで私自身の脆弱な良心ではなく、一人の基督者として神さまから賜った信仰から
そういう買収には応じないだろうな、と。

かつて見た中国の歴史ドラマで、袁世凱の帝政運動で
一目で路上生活者とわかる人たちが買収されて
「袁大総統を皇帝に!」と叫ぶ一場面がありました。
買収に応じるのが良くないのは当たり前ですが
その人たちは「ならば『民主派』さん、あなたたちは私たちに食べ物のひとつもくれるのか。
飢えていて職も無い私たちのためにあなた方は何か涙一滴、汗一つ流してでもくれたのか!」
と叫ぶことでしょう。

ここで「自己責任」などと言う人は立ち止まって考えて欲しいのです。
今の自分の境遇が、自分の実力「だけ」で得られたものかどうか、を。
「そうだ、すべて俺の実力だ」と思うのであれば、今一度よく考えて頂きたいのです。
本当にそうか、と。もしなおそう思うのであれば、私はその人が
自分がどれだけ恵まれているかいつか気付くことを祈るものです。

幸い、私たち基督者は、隣人を助けることの尊さ、それも貧しい者が
貧しい者を助ける尊さを知っています。少しでも、今できることを、
他人に知られたら恥じ入るような些少な金額を費やすだけでもいい
隣り人の貧窮者を助けられるよう主の御恵みによって実践したい。
(私はこれを尊敬する矢内原忠雄の聖書講義(マタイ伝の山上垂訓講義)から
学びました。)

« 感謝と確信 造化の美に接した今日 | トップページ | 宮崎駿監督インタビューに感じた激しい違和感 関東大震災で朝鮮人虐殺を描いたら「歴史認識のアリバイ作り」になる? »

歴史・宗教」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: マルクス『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』を買う:

« 感謝と確信 造化の美に接した今日 | トップページ | 宮崎駿監督インタビューに感じた激しい違和感 関東大震災で朝鮮人虐殺を描いたら「歴史認識のアリバイ作り」になる? »

2020年7月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ