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つらいこと 「主に喜ばれる道を歩む人を 主は敵と和解させてくださる。」  Arthurさんへの回答に換えて

こんばんは。仕事からの帰途、旧約聖書の箴言を読みました。

その第16章7節の御言を何度か読み直しました。

「主に喜ばれる道を歩む人を
主は敵と和解させてくださる。」

二千年前の『漢書』に既に、英雄とされる李陵率いる漢軍が夫や父を処刑された婦女を
連行して「慰安婦」扱いにしていたとの記述が出てきます。
むごいことに「英雄」李陵は「その存在が軍の士気を萎えさせる」と
女性たちを悉く惨殺しました。

古代ギリシアでも、ある町を侵略し拉致した少年をむりやり同性愛の対象にしていたという
遠征軍の話があります。確かに人間の本性に根ざしている問題なのでしょう。
従軍慰安婦問題は、全世界、各国家、各民族に共通する問題でもある
というのは私の変わらない見解です。

私は嘗て「この私を含めて人間の現実はそうなのだ。結局そうでしかないのだ。」とみておりました。諦めです。

今は、その悲惨な、みじめで醜い現実を乗り越えるものを
主イエス・キリストの十字架の上での贖罪に見ます。

世界中で行われていることであっても、それは我軍将兵の行った罪の重みを
軽くすることにはなりません。過去の、同時代の他国の軍と同じく罪を負った、ということになります。

私はかつて必死で古今の文献から陰惨な「軍隊と性」に関する記述を読み漁り
「日本軍だけじゃないじゃないか。世界中であったことじゃないか」と
それで自国軍の罪が軽くなったかのように偽りの慰めを得ておりました。

しかし曲がりなりにもキリスト者である以上、
何より大事なのは「主なる神の御前に、そして実際に苦しみを受けた女性たちを前にして」
何を思うか、だと考えます。

わたしが何を思おうが、みじめな醜い現実は人の力だけでは変わらないことでしょう。
しかしキリスト者として、それを乗り越えることが必要なのだ、と信じます。
主に拠って。

世界中の「キリスト教国」でも同様の問題をあふれるばかりに抱えています。
しかし少なくともキリスト者は、その現実は乗り越えられるべきだということは
知っていると思うのです。

父祖の負ったものを認めるのはほんとうにつらいことです。
私など何度「あなたたちの国だって同じことをしているじゃないか」と叫んだことか。
そのつらさと向き合っていくほかありません。


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歴史・宗教」カテゴリの記事

コメント

すみません、わざわざ記事にして返答いただけるとは恐縮です。
私のほうがおかしいのは承知しております。自分の中で消化できない問題なのです。
返答を読み込み消化していきたいです。

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