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決して虚しくはない

今日は教会で「特別伝道礼拝」がありました。
広くキリスト教を知らない人々にも福音を宣べ伝えるための礼拝でしたが
残念なことに新規の来会者はなく、本当に残念なことでした。

嘗てラルフ・タウンゼントという親日派の米国外交官が戦前に書いた
『暗黒大陸中国の真実』という本を読んだことがあります。
「これぞ中国人、である」と中国人の欠点をこれでもかこれでもかとばかりに
並べ立てて批判する本で、日本人による「戦前の中華民国はこんなレベルだった」
という非難に利用されています。
どの国にも尊敬に値する人物がいれば唾棄すべき人間もいる、に尽きると思うのですが。

その中で何十年も中国で福音伝道に奉仕した宣教師の話が出ていて
その人から洗礼を受ける中国人信徒は何十年もの奉仕にかかわらず
遂に現れなかったそうです。

すべては虚しかったと本は宣教師の悲嘆を伝えていますが
一人の受洗者もいなかったとはいえ、
「神はあなたの献身、奉仕をご存知ではありませんか」と
今でもその宣教師に私は語りたいです。

遠方から来られた牧師の説教は私の心に響くものでした。
遠藤周作の作品やアウシュヴィッツの現実ほかから
どんな悲惨な苦しみをも担ってくださる神を語りました。
どんな苦しい時にも神はその人の苦しみを担っていてくださる、そして救いがある、と。

いつの日か今日のための教会の人々の思いが無駄にならないようにと祈ります。

付記
嘗て矢内原忠雄は岸信介(とおぼしき満州国某高官)に
新京で「王道政治とは何ですか」と尋ねた所、
その高官は「王道政治とは・・・」と語り始めた後、
なんと舌をぺろりと出し、その後また真面目な顔で
「満州国の王道政治」について語り続けたとか。

宗教や道徳を単なる国家統治の為の道具としかみない、
人を欺きつつ導いていくための道具としかみない人の傲慢さ、醜さ、
そして惨めさがみごとに現れた話でありましょう。
その岸首相(?)の孫がやがて首相になるかもしれません。
中曾根元首相は岸元首相の愛国心を讃えたそうですが
願わくば安倍総裁が祖父とは違う覚悟で国政に当たってくれるように祈ります。


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