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昭和天皇御誕生から110年。

今日4月29日、昭和の日は亡き先帝・昭和天皇が
お生まれになった日です。

先の大戦での膨大な人々の死と苦痛の責めを一身に担ってこられたことを思い、
あらためてその御魂の安けくあらんことを一人の基督者として
主なる神に祈りたいと思います。

先日、古川隆久『昭和天皇』(中央公論新社新書)が刊行されました。
一次史料をおもに用いて、昭和天皇の誕生、青少年期の思想形成から
崩御までを記した力作です。昭和天皇の判断の誤り、明らかな「舌足らず」の発言、
御自身の弁解などを鋭く指摘しつつも、その努力、功績、責任感も
冷静に挙げていきます。
期を改めてこの書にはまた触れたいと思います。

平和を愛し、ヴェルダンの旧戦場では「戦争とはむごいものだね」と
仰せになり、外務省官僚から「パシフィスト」とまで陰で揶揄された御方が
最後には「戦争はやるには徹底してやらねばならぬ」と
(この姿勢自体は戦争に臨む統治者としては当然のものです)
「戦う大元帥」として戦争にのめり込んでいき、
そして数多の人々が死に追い遣られました。

その責めは亡き陛下が一生を懸けて負っていかれたと思います。
人々の怨嗟を知りつつ天皇としての責務を果たすべく在位され続けたことによって。


先日、私の属する日本キリスト教会の会報「ヤスクニ通信」で
ある牧師が「昭和天皇は東京裁判に出廷し、刑を受けるべきだった」と
述べていました。
私は反対です。絶対受け容れられません。
天皇の負われた責務とはそのようなものではありません。
公平さを初めから期待できない裁判に出廷して、御自身を犠牲にされても
多くの日本国民に深い傷とわだかまりを残すだけだったでしょう。
諸外国の人々の復讐心は満足させることが出来たかもしれません。
「エンペラーヒロヒトが征服戦争の野望に取り付かれ、
各地での残虐行為を命じた」と信じている人々にとっての過てる復讐心は。

私は陛下が在位されたことは国家国民にとって良かったと思います。

また中国への罪責感と「朝鮮には本当にひどいことをしたから」と
認識されていたことは国民としても忘れてはならない御遺訓です。

先帝陛下と今上陛下の示された道を守りつつ、
私達日本国民は「二度と諸外国と戦争をしない」と
決意し、そして実践をしていかねばならないでしょう。

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