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とある古書店に、ギボン『ローマ帝国衰亡史』全11巻(筑摩書房)を予約しました

高校卒業の時に途中まで読んで大いに感動するも、それ以後図書館で時に拾い読みする程度だったギボン『ローマ帝国衰亡史』を古書店で比較的安く売っていたのを見付け(それでも10000円余りするのですが)、思い切って予約しました。

ローマ帝国の「衰亡」の歴史を格調高い筆致で綴ったこの大著は、古典として永く伝えられるべきものです。現代の史学では、ローマ帝国の長い歴史を「衰亡」として捉える見方は既に古いものとなっていますが、それでも古典としての価値は失われていません。

岩波文庫からも翻訳は出ているのですが、実に全体の3分の1を占める厖大な注釈を全て省略しているという大難点があります。ちくま学芸文庫版も同じく注釈を大幅に省略しています。この全11巻版も注釈全訳ではないのですが、三者の中では最も充実していると言えるでしょう。今から読み直すのが楽しみです。

今読みたいものとしては他に朱子『近思録』や王陽明『伝習録』など。漢学に詳しい方は、基礎といえるそれらが未読であることに驚かれると思います。自分としてもその点を愧じねばなりません。所詮一生のうちに修得できる教養は限られていますが、できることからこつこつとしていくつもりです。

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歴史・宗教」カテゴリの記事

コメント

初めまして。ブログ『西郷南洲』にご訪問ありがとうございました。
岩さんには色々ご教示いただいております。
プロテスタントでいらっしゃるとのこと。
内村鑑三については、『代表的日本人』くらいしか読んだことはありませんが、その孫弟子に当たる山本七平氏の著作から多くを学ばせていただいております。
キリスト教的観点から色々ご意見・ご批判をいただけるとうれしいです。
最近の記事では、キリスト教の経験を経た日本における超越的概念「天道」の伝統的形成に触れています。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

こちらこそありがとうございます。山本七平氏の著作は『昭和天皇の研究』(現在は『裕仁天皇の昭和史』と改題されています)『帝王学―貞観政要の研究―』などを愛読しております。

実に不勉強な者ですが、一生学び続けたいと思います。
どうかご教導下さいますよう。

調べてみたら上の11巻本、古本ネットで、最安値が9450円でした。随分と高いですね、然し一冊あたりで言えば1000円前後ですから、新刊と比較すれば安いとなりましょう。近思録、伝習録、若い頃一生懸命読みました。私の経験から行きますれば、武内義雄先生の「中国思想史」(岩波全書)、これで全体を大きくつかんだがよいと思います。私は直接伝習録や陽明全書、朱子の色々な書物を読んで回り道をしました。そういう経験から、先ずこの武内先生の薄いですが、中身は濃い、この本をお薦めします。この本は、私はごく最近読んだばっかりですが、実にいい本で、もっと早く巡り会っておればと感じております。是非この本で、中国の思想の全体像や流れをつかんだ上で、ここを読まれるのは参考になると思います。個人的には伝習録よりか、今の時代には小学、近思録の方がより必要と感じますね。

岩さん、こんばんは。武内義雄先生の『中国思想史』(岩波全書)につき、御教示ありがとうございます。できるだけ早いうちに入手したいと思います。武内先生のお名前は存じておりましたが、「中国24正史を読破した者はまずいないだろう」と述懐されたのをとある書で紹介されていたと記憶しております。学生時代図書館で、歴代正史の本紀や列伝のごく一部だけ読解できる所を拾い読みしていたため、その宏遠なことについては実感しており、特に印象に残っております。自己修養のためにも、漢学については今後精進できればと願っております。

武内博士の『中国思想史』(岩波全書)を今日古書店で入手しました。戦前の版で、題名は『支那思想史』となっております。御教示ありがとうございました。

「中国思想史」(支那思想史)、安くても、中味がある本だと思います。近思録、伝習録も、全体の流れをつかんだ上で読まれますれば、朱子や王陽明の特立性が、もしかしたら理解できるかも知れません。それと中国思想史と薄い本ではありますが、武内先生の場合、挙げられた文献を大抵は目を通されたのではないかと思いますが故、この小冊子も重たいのではないかと思います。先生の師に当たる方は内藤湖南とか、そして先生が尊敬やまぬ方は那珂通世先生だとか。この三人を入り口にされますならば、生涯を賭けても多分足らぬかと思いますが、それなりに道が見えてくるのではと思われます。
今、中国大陸では、結構古典籍が、繁体字でも出版されておりますので、心あるものは、13億の中にもそれなりに生まれつつあるやも知れません。が、今、こういう方面を生涯のものとしておる中国の人を全く知らず、すべて想像でしかありませんが。中国思想をバックボーンに持った政治家の出現を、一日本人としても、アジア再生の為にも、期待しております。

本日、『ローマ帝国衰亡史』全11巻を入手しました。ずっしりと重厚感のある歴史書。岩さんが上で挙げられた先賢を始めとして東西の良き思想に常に触れつつ生きていければと思います。

武内先生のどこがよいかと言うならば、全く個人的な見解ですが、必読文献といいますか、読むならばこの本から入ったがよいとか言うアドバイスですね、これが個人的には一番参考になりました。そういう意味では、私は随分と回り道をした感じ。
次が、武内先生ご存命のころまでの学問の成果といいますか、それですね。これは日本人による、新儒学のほぼ完成体と思えます。それでも個人的には、蕃山、小楠の位置が、懐かしい。
今は、武内先生のアドバイズを参考に、今までに未読、未見の書物、文献を借りたり、買ったりして、ながめております。読みながら少しばかり時間を浪費したなーと感じることもありますね。ただ先生がご紹介しておる文献、購入された戦前版の「支那思想史」に載っておるかどうか、如何でしょうか?もしもなかったならば、図書館で戦後の版である「中国思想史」を借りて、その部分だけでもコピーされれば、随分と役に立つと信じます。巻末の文献解説です。
今朝はオークションで買った「易と中庸の研究」という本を再読しております。一緒に「禮記訓纂」「易経集解纂疏」という十三経清人注疏シリーズを手元に置きながら。先生の著作は、実に参考になります。晩学に縁が出来、生きておる内に、間に合ってよかったと、幸運を一人感じております。
最後に、3月29日の文章、一読させていただきました。
何ごとにも、頑張ってくだされ。

こんにちは。残念ながら戦前版の『支那思想史』には文献解説は載っておりません。仰るように図書館で該当部分を複写したいと思います。更に読むべき文献を碩学がわざわざ教示してくれているのですから、活用せねばなりませんね。

ここに掲載した教会の勉強会の資料草稿をお読みくださり、ありがとうございます。貧困と闘う為に躬行実践した先賢たちに、この享安山人も小人であることを自覚しつつも、それを言い訳にはせずに倣って生きていきたいです。

どうかこれからも、ご教導ください。

「ローマ帝国衰亡史」、随分と大部な本ですが、こういう本を読む秘訣は、ご存知かと思いますが、コツコツと、毎日、少しずつでも、読み続けることに尽きます。
死生命有り、人間、いつ何時あの世へ行くのか、誰にも分かりませんね、そういう中、こういう大なる著作を読む、打ち込むしかないですね。読む途中で死ぬ、それでも悔いずとコツコツと毎日読み進む、決して急がず、決して休まず、
そうやって読み終えた時、人生の幸・運を感じるかと思います。
一日万幾、、ご精進あれ。

読む途中の感想、是非書いていってくださいね。

励ましありがとうございます。並行して読み進めている史書や思想書、宗教書もあるので、歩みは遅々としたものになると思われますが、高校生の時には挫折した全巻読破に向けて頑張ります。

私も資治通鑑とか、国民史などを読んだ時には、全くそればっかしで、何ヶ月、1年以上かかったか知らん? 過ごしました。仕事の合間合間ですからね。我が師が、私が若い頃、岩下君、浮気はいかんよと教え諭されましたが、若いころは、とにかくあっちこっちと、焦るんですね。あれもこれもですね。西洋も東洋も、今も、昔もとか。 年を取れば、少しは人生とかが見えてくるのでしょうか、ここで死んでもよいと達観、大部の本にも没頭出来、他のものは読まずとも結構シャバは見えるのに気ずく。
とにかく読書のみが智慧をつける道と思うのは大いなる勘違いで、日常茶飯事、シャバそのものを見ることも、又多いに学問修養になるのですね。
ま、何はともあれ、大部の本は没頭がよい、所謂埋没、今人にあらず古人にありとなるのが面白いと思いますね。
ローマの英傑と朋友になってくだされ。共に悩み共に語ってくだされ。人間、みな、同じを実感、体感して、ローマの人間になって、今を生きてみてくだされ。
                      恐懼、恐懼

「ローマ帝国衰亡史」、如何がですか?
私は最近、吉田茂とか、マッカーサーとか、或いは原敬とか、山縣とか、大正から、戦前、戦後の人物、歴史を勉強しております。
心臓の手術の結果は、毎日の散歩、ウォーキングで、自然と胸の筋肉などを復活させるしかないとかで、毎日散歩、散歩です。
仕事もせんといかんから、これはボチボチ、自然回復を待ちながら、ゆっくりと行きたく思っております。
入院中は、注文しておった「防長回天史」(マツノ書店復刻)、キャンセルしようかと思っておりましたが、手術も無事成功裏に終え、再生でき、キャンセルせず、昨日、手元に来ました。13冊くらいの、全くの復刻版で、その内勉強したいと思っております。
いのち限りあり、寿命尽きるあり、これが私の今の人生観です。
国民が立てる為には、好き、好かんは外して、政治が重要と思います。今回、私は小沢氏を個人的には好んでおりますので、当然民主党に票を入れます。政策では、高速の無料化を支持しております。アメリカに長くおったから、こればっかりは致し方ないですね。経済活性化の大きなキーポイントですね。
私の書き込みは、ネット友達の方のホームページに、毎日のように書いております。
享安堂さんのことも紹介したことがあります、勝手にですが。ここの方は、あんまり真面目なことは好みではなくて、私はどちらかといえば、一人群中におるといったとこですね。
時間と興味があったら、ここにも遊びに行ってみてください。
ここのご主人は、65歳くらいで、飛騨で国民宿舎、今は、Bed&Breakfastに変えて商売らしい。あんまりもうからんとのことですね。 http://yamaichi.kbnet.jp.org/hidach/
稲垣さんところには、大抵遊びに行っておりますが、書き込むことはほとんどないです。少し理解し難いところがあるのと、彼の知識に、田舎ものが追いつかない部分もありますね。ただそれなりに面白い部分もあり、少し勉強させていただいております。
なかなか厳しい折り、色々と大変でしょうが、生ある限り、人生を尽くしてください。 お元気で。
                  九州田舎びと 岩さん拝

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